トレーニング

筋トレは「朝・夜」どっちが効果的?

フィットネスブームや健康志向の影響もあって筋トレを始める人が増えています。

実際にジムでも20~40歳台の方を中心に新規で入会する人が増加傾向です。

先日ジム内を清掃していると会員様から「筋トレを始めたけど朝と夜どっちが効果的なのかなぁ?」と質問がありました。

同じように筋トレをするタイミングを悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

今回の記事ではフィットネスクラブに勤務するクロスケが筋トレに効果的な時間について説明したうえで朝トレーニングと夜トレーニングのメリット・デメリットを解説します!

クロスケ

【この記事はこんな人にオススメ】

  • 筋トレを始めたばかりの人
  • 筋トレを効果的にやりたい人
  • 筋トレをする時間帯に悩んでいる人

筋トレに効果的な時間ってあるの?

結論としては筋トレに効果的な時間はあきらかになっていません。

なぜなら筋トレをする時間帯に関する研究が行われましたが朝の筋トレが効果的という結果もありますし、夜に筋トレをする方が優位とする論文も発表されており、今の段階ではどちらが効果的とは一概にはいえません。

しかし、体には「概日(がいじつ)リズム」(サーカディアンリズム)という体内時計が存在します。

日中に仕事をする方や夜間に仕事をする方など人によって生活スタイルは様々なので筋トレをするのに最適な時間帯は人によって違うということです。

毎日決まった時間に筋トレをするのは難しいですが、できるだけ筋トレをする時間帯を統一するのがオススメです。

仕事やプライベートなど自分のライフスタイルに合わせた時間を選びましょう。

朝トレと夜トレのメリット・デメリット

朝にトレーニングをする場合と夜にトレーニングをする場合、それぞれのメリット・デメリットについて解説します!

朝トレーニングのメリット・デメリット

【メリット】

  • 自律神経のリズムが整いやすい
  • 代謝が向上してダイエット効果UP
  • ジムが比較的空いている

朝にトレーニングをすることで自律神経のリズムを整えやすくなります。

自律神経は心拍数や血圧などをコントロールしていて、交感神経と副交感神経の2つ神経系で構成されています。

朝は副交感神経(リラックス)が優位な状態です。

活動によって副交感神経から交感神経に切り替わることでエネルギーを消費して体を動かすための準備をします。

エネルギー消費のスイッチが入ることで日中のカロリー消費をUPさせるのでダイエット効果を期待したい方にもおすすめです。

ハード面でもメリットがあります。

朝の時間帯ははジムが比較的空いているのでマシンの待ち時間があまり無くスムーズにトレーニングができます。

【デメリット】

  • 過度なトレーニングは怪我のリスクがある
  • 朝にトレーニングをする時間の確保が難しい

朝トレーニングのメリットで説明した通り、朝は副交感神経(リラックス)が優位な状態です。

起床後は1日のなかで最も体温が低い状態です。

この状態でトレーニングをしてしまうと怪我につながってしまう恐れがあります。

朝食を食べることで体温を上昇させることができます。また、トレーニングに必要な栄養を補給できるので必ず食べるようにしましょう。

トレーニング時は糖質とタンパク質が必要です。

しっかりと朝食をとれない場合は「バナナ(糖質)+プロテイン(タンパク質)」などの軽食で栄養を摂取しましょう!

朝食後1~2時間後にウォーミングアップをしてからトレーニングをすることで怪我のリスクを減らすことができます。

朝にトレーニングをするデメリットとして時間の確保が難しいこともあげられます。

朝トレーニングは多くの方が出勤前や学校に行く前の時間になると思います。朝食後にウォーミングアップをしてからトレーニングをするとなるとある程度早起きが必要になるので朝に時間の確保ができる場合は朝トレーニングがオススメです。

夜トレーニングのメリット・デメリット

【メリット】

  • 体が温まっているのでハードなトレーニングができる
  • 時間を気にせず集中してトレーニングができる

夜は交感神経が優位に働いていて、日中に活動しているので体が温まっている状態です。

そのため高負荷のトレーニングをすることができます。

また、就寝前で予定がないので朝にトレーニングする場合と比較してトレーニング時間の確保がしやすいです。

後の予定を気にせず集中してトレーニングをしたい方は夜のトレーニングがオススメです。

【デメリット】

  • 仕事の疲れが影響する場合がある
  • ハードなトレーニングにより寝つきが悪くなる
  • ジムが混雑している

夜のトレーニングは仕事帰りに行うため疲労が残ることもあると思います。

疲れた状態だとジムに行くことが億劫になったり満足なトレーニングができない場合があります。

就寝前にハードなトレーニングを行うと体が交感神経がより優位になり、寝つきが悪くなってしまうのでハードなトレーニングする場合は就寝の約3時間前にはトレーニングを終わらせましょう。

ハード面では夜の時間帯は仕事帰りの方でジムが混み合う傾向にあります。

マシンなどがスムーズに使えず効率的なトレーニングができない場合があります。

最後に

今回は筋トレをする時間の効果についてと、朝トレーニングと夜トレーニングのメリット・デメリットについて解説しました!

まとめ
  • 筋トレに効果的な時間あきらかになっていない
  • 生活スタイルにあわせて筋トレ時間を選択する
  • 朝トレはダイエット効果UP期待できる
  • 怪我のリスクあるので念入りなウォーミングアップを
  • 夜トレはハードな筋トレができる
  • 寝つきが悪くなるので就寝3時間前に筋トレを終わらせよう

朝・夜のどちらにトレーニングをするか悩むところもあると思いますがメリット・デメリットを考慮して、自分のライフスタイルに合わせた時間帯を選択するのがベストです!

トレーニングは継続が重要なポイントです!

ぜひ自分に最適なトレーニングの時間帯を見つけてみてくださいね(^^♪