近年の健康志向の影響もありフィットネスが注目を浴びています。
ボディメイクのコンテストが日本各地で開催され、日々トレーニングをしている方の割合も増えてきました。
トレーニングをしているうちに自分が持っているスキルを活かしてパーソナルトレーナーになってみたいと思う方も多いのでないでしょうか。
僕、クロスケもそうでした。
「パーソナルトレーナーになりたい!」「パーソナルトレーナーについて詳しく知りたい」今回の記事ではそんな方に向けて実際にフィットネスクラブで店長兼パーソナルトレーナーとして働いているクロスケがパーソナルトレーナーについて解説します!!
【この記事はこんな人にオススメ】
- パーソナルトレーナーになりたい人
- パーソナルトレーナーについて知りたい人
- 自分の「好きなことを」を仕事にしたい人
パーソナルトレーナーってどんな仕事?
パーソナルトレーナーとはクライアント(お客様)に合った運動プログラムを考案し、それを基に運動指導を行うフィットネスの専門家です。
効率的で効果的かつ安全なトレーニング方法を考え、お客様が理想の体になるためのサポートをします。
今までパーソナルトレーナーは一部のお金持ちの方やスポーツ選手のトレーニング指導をする役割をしていました。
現在はあらゆる方がダイエットや健康維持を目的としてパーソナルトレーナーにトレーニングを依頼するケースが増えています。
仕事場所はフィットネスクラブの専属トレーナーとしてトレーニング指導する場合が多いですが独立してマンションや自宅の一室で指導をしたり、出張でトレーニング指導をするパーソナルトレーナーもいます。
パーソナルトレーナーって資格は必要なの?
結論から先に言ってしまうと「パーソナルトレーナーになる為に資格は必要ありません」
なぜなら「私はパーソナルトレーナーです」と名乗った瞬間からパーソナルトレーナーになれてしまうからです。
ですが、クロスケはパーソナルトレーナーの資格について
と考えています。
医師になるには国家試験を受け医師免許が必要ですがパーソナルトレーナーは特別な資格が無くてもパーソナルトレーナーとして働くことができます。
しかし、「本気で体を変えたい」と依頼してくれるお客様に対して提案するプログラムはいつも自分が行っているトレーニングやYouTubeでおすすめのトレーニングでもありません。
パーソナルトレーナーは運動指導を行うフィットネスの専門家です。
個人の経験ではなく、まずは科学的根拠に基づいた運動プログラムを提案するべきです。
大手のフィットネスクラブの場合は資格を持っていることを前提条件にしているクラブも多いです。
個人でパーソナルを行う場合も資格を持っているトレーナーと資格を持っていないトレーナーではお客様からの信頼感も違います。
パーソナルトレーナー資格の種類
クロスケは仕事をしながら独学でパーソナルトレーナーの資格を取得しました。
つづいては独学で取ることができる2種類のパーソナルトレーナー資格について紹介します!
NESTA-PFT
クロスケが実際に独学で取得した資格が「NESTA-PFT」です。
NESTAはアメリカ・カリフォルニアに本拠地を置くパーソナルフィットネストレーナーの資格認定団体で「全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(National Excercise & Sports Trainers Association)」の略称で、PFTというのはNESTA公認のパーソナルフィットネストレーナー認定資格です。
数あるパーソナルトレーナーの資格の中でNESTAを選んだ理由は国際的にも認知度が高いという点と、トレーニングの知識や技術だけではなくパーソナルトレーナーとしてのビジネススキルも学べるといった点が決め手でした。
受験要件
NESTA-PFTを受験するには下記の5項目を満たしている必要があります。
- NESTA JAPAN(あるいは医学映像教育センター)にてPFTテキストを購入済みであること
- CPR・AEDの技能に関して定期的なトレーニングを積んでいる(資格認定を受けていることが望ましい)
- 日本国籍または、日本で就労可能な在留資格を有するもの
- 満18歳以上で、高等学校卒業以上の者、高等学校卒業程度認定試験合格者、またはNESTAが認定する教育カリキュラム修了者
- 次の1~4のうち、1つ以上の項目に該当する
1.1年以上のパーソナルトレーナー・インストラクターなどの実務経験がある
2.1年以上の運動部指導、フィットネス企業勤務経験がある
3.体育系または、医療系の大学・専門学校を卒業している
4.NESTAの認定する養成講座、養成コース(認定校・認定アカデミー含む)を受講済みである
※1~3に該当する場合は「ダイレクトコース」を受講可能です。クリアされていない方は、NESTAの主催する養成講座・コースの受講が必要となります。
各種コースと費用ついて
受験要件に合わせて各コースから試験を受ける事ができます。
「ダイレクトコース」72,500円(税込)
「ゼミコース」168,500円(税込)
「WEBコース」107,500円(税込)
クロスケはフィットネス企業勤務経験、 パーソナルトレーナー実務経験がなく体育系の大学も卒業していなかったので「WEBコース」を受講してから試験を受けました。
参考サイト:https://www.nesta-gfj.com/pft/
NSCA-CPT
NSCA(National Strength and Conditioning Association)は世界78の国と地域で資格認定者が活動していて日本のトレーナー業界でも有名な資格です。
NSCAの認定資格には「CPT」と「CSCS」の2種類があります。
【NSCA-CPT】
- 健康と体力のあらゆるニーズに応えるパーソナルトレーナーの資格
【NSCA-CSCS 】
- スポーツパフォーマンス向上を目的としたアスリートやチーム向けの資格
多くのパーソナルトレーナーが取得している「NSCA-CPT」について紹介します。
資格認定条件
NSCA認定資格には認定条件があり、下記の条件を満たしている必要があります。
- NSCAジャパン会員である
- 満18歳以上
- 高等学校卒業者または高等学校卒業程度認定試験合格者
- 有効なCPR/AEDの認定者
- NSCA-CPT認定試験に合格
受験料と費用について
NSCA-CPT認定資格を取得するために必要な費用をまとめました。
NSCA-CPT認定試験の受験料:46,000円(税込)
NSCAジャパン会員費
・正会員:13,200円 (税込)
・学生会員:11,000円 (税込)
教材費(会員価格)
・NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識:11,880円 (税込)
・NSCA-CPT受験用問題集セット:9,900円 (税込)
NSCAジャパン会員に正会員として入会し、全ての教材を購入してから受験する場合 80,980円 (税込) が必要です。
参考サイト:https://www.nsca-japan.or.jp/
最後に
今回はパーソナルトレーナーの仕事内容と資格の必要性や独学で取得できるパーソナルトレーナーの資格について紹介しました!
- パーソナルトレーナーとはお客様が理想の体になるために運動指導を行うフィットネスの専門家
- 資格は必要ないが資格がないと仕事にならないケースが多い
- 資格を取得するために各団体によって「受験要件」「資格認定条件」を満たしている必要がある
資格を取得するためには多くの勉強が必要ですがクロスケはパーソナルトレーナーを目指す方には必ず資格を取得して頂きたいです。
自分が普段やっているトレーニングが万人に合うことはありません!
科学的根拠に基づいて運動指導を行わなければ大きな怪我につながるケースも発生します。
転職をしてパーソナルトレーナーになり、お客様から「ダイエットに成功しました!」「筋肉がついてきたのでコンテストに出場してみようと思います!」など感謝の言葉を頂きますが本当に涙が出るくらいうれしい瞬間です。
非常にやりがいのある仕事なのでこの記事を読んだ皆さんもぜひパーソナルトレーナーを目指してみてください!!